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小学校受験はいつから対策すべき?試験内容や家庭でできることも詳しく解説

受験対策

更新日:2022.02.02

公開日:2022.02.02

小学校受験はいつから対策すべき?試験内容や家庭でできることも詳しく解説

小学校受験に興味があっても、子どもに受けさせるか迷っている家庭も多いのではないでしょうか。小学校受験は前もってさまざまな下準備をしなければなりません。また、子どもだけではなく、親側も受験に備えて準備が必要です。そこで、本記事では受験対策をはじめるタイミングや試験内容など小学校受験について詳細に解説します。

監修者:葛西 香
(知育と受験対策教室「チャイルド・アイズ」(やる気スイッチグループ)受験対策責任者)

やる気スイッチグループの知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・ アイズ」の受験対策責任者、新校開発・各種研修の責任者、フランチャイズ校のスーパーバイザーも務める。
受験・知育のインストラクター、教室責任者等および自身の子育て経験も活かしながら、お子さまおよび保護者が「はじめての受験」に不安なく臨め、成功できるよう導いている。保護者会・願書添削・面接特訓に特に注力し、保護者へのサポート体制を構築。幼稚園・小学校受験では全国での幅広い合格実績を誇る。

1.小学校受験対策を始めるのに適切なタイミングとは

小学校受験の対策をはじめるタイミングは家庭によって異なりますが、遅くとも年中の秋頃までには幼児教室に通うなど本格的にはじめたほうが良いでしょう。このタイミングであれば、小学校受験の入試まで約1年あります。学んだ内容を理解し、知識として定着させるためには、最低1年は必要です。そのため、余裕のないスケジュールで対策していると、子ども本人が受験で燃え尽きかねないので注意しましょう。また、難関校の小学校を受験する場合は2~3年の準備期間があることが望ましいです。

2.小学校受験の試験内容

小学校受験で出題される試験内容は各校で異なるため、こちらではどのようなものがあるのか紹介します。

2-1.ペーパー試験

ペーパー試験とは、一般的に筆記試験と呼ばれているものです。問題内容は試験官によって読み上げられるので、集中して聞くことが重要です。こちらではいくつか問題の例を出してみましょう。「知識や常識の問題」では常識的な内容に答えることができるかどうかがポイントです。たとえば、季節の草花の絵が用意されており、そのなかから仲間外れのものに丸をつけます。「数量の問題」では数を数えたり、足し算・引き算の計算をします。また、「図形」は用意されたもののなかから同じ図形を探す問題です。「記憶の問題」は多くの小学校で出題されるもので、試験官の話を聞き、その内容について覚えていることを答えます。

2-1.ペーパー試験

2-2.行動観察

同日に受験するほかの子どもと一緒に遊ぶ様子を観察して、本人の特性をチェックする試験です。たとえば、協調性があるか、リーダーシップがあるか、コミュニケーション力があるかなどに加え、周囲に配慮ができるかどうかなどもしっかりチェックされます。行動観察を重視する小学校が増加傾向にあるので、あいさつや言葉遣い、態度といった生活習慣も日ごろから気をつけるようにすることが大切です。

2-3.運動

跳ぶ、走る、投げる、マット運動など、基本的に運動能力を見ます。運動をしているときに試験官(先生)が指示を出し、それを正しく理解し、従うことができるかどうかもチェックポイントです。筑波大学附属小学校の「くまあるき」、慶應義塾幼稚舎の「サーキット運動」などは有名で、タイムが計測されることもあります。

2-4.制作・巧緻性

制作は学校によって試験方法が異なり、たとえば、お手本を見ながら作るものやテーマが出されて各自で作るものなどです。グループでテーマに沿って制作する場合もあります。ただ、そういったケースでは作品の出来栄えだけではなく、コミュニケーション能力や制作時のかかわり具合といった点もチェックされることが多いです。巧緻性は紙をちぎったり、ひもを穴に通したりなど手先の器用さをはかる試験です。なかには、服をたたむという試験も取り入れ、しつけ面を見る学校もあります。これらは行動観察の試験に含まれている場合もあるでしょう。

2-5.面接

小学校受験では面接をするのが一般的です。子どものみの場合と親子同席の場合があり、入学後のことを想定したうえで面接を行います。たとえば、校風に合うか、万が一のときに学校に協力する家庭か、入学したいという熱意があるかなどがチェックされる内容です。

2-5.面接

2-6.ノンペーパー校とは

ペーパー試験を実施していない小学校もあり、ノンペーパー校と呼ばれています。ただ、試験がないからと簡単なわけではなく、かえって難易度が高くなる可能性もないとはいえません。ペーパー試験に出るような内容を口頭で答えなければならない学校もあるからです。ペーパー試験がないからと合格する可能性を期待して受験生が増える傾向があります。しかし、あらかじめ口頭でも答えることができる状態になっていなければ合格は難しいでしょう。

3.小学校受験に向けて家庭ですべきこと

小学校受験にあたり、家庭での生活が重要になるため、こちらでは受験に向けて家庭で行うべきことについて解説します。

3-1.基本的なしつけ

受験の際には基本的なマナー、立ち居振る舞いが身についているかを厳しくチェックされます。マナーや立ち居振る舞いは一朝一夕で身につけるのは難しいため、日ごろから家庭で意識的に身につけさせることが大切です。また、あいさつ面も重要視される部分で、大きな声であいさつができるか、試験官に対してきちんと返事ができるかがポイントになります。さらに、お箸を正しく持つことができるか、服のたたみ方なども試験内容に含まれている可能性もあるので、日常生活のなかで自然と覚えることができるように教えてあげましょう。

3-1.基本的なしつけ

3-2.絵本の読み聞かせ

試験対策のひとつとして、寝る前に絵本の読み聞かせをすることは有効です。普段通りに読み聞かせをしてから、登場人物や本の1シーンなどについて質問をしてみましょう。読み聞かせは大脳辺縁系が活発になることがわかっています。この部分は子どもが健やかに成長するためにも非常に大切です。特に、子どものお気に入りの本が数冊あれば子ども自身も小学校受験のためという意識をせずに、楽しみながら対策をすることができます。また、読み聞かせの前に子どもにどのような1日を過ごしたのかをたずね、子どもがどのような気持ちで毎日を過ごしているのかなどをあらためて考えてみるのも良いでしょう。そのときは小学校受験のことを考えず、心の休憩時間として過ごすのがおすすめです。

3-3.お手伝い

小さな子どもは兄姉や大人の家族などの姿を見ていることもあり、お手伝いをしたいと主張することもあるのではないでしょうか。まだ幼いので1人で何かさせるのは心配になるかもしれませんが、そこはぐっとこらえ、見守りましょう。そして、お手伝いが終わったときに「ありがとう」と声をかけることで自信につながります。幼い頃から家の手伝いをしてもらうことは先生の指示に従い、行動するための練習になるので有効です。また、お手伝いをすることで責任感や何かを達成することによる自信、自立心などの芽生えも期待できる点も良いところといえます。

4.幼児教室でできること

小学校受験をする家庭の多くが幼児教室に通っているのが現状です。そこで、こちらでは、幼児教室でどのようなことが学べるのかについて解説します。

4-1.効果的な試験対策ができる

家庭で学ぶことができるものもありますが、行動観察や面接、運動、政策・巧緻性の試験対策は幼児教室でサポートしてもらえればより効果的です。また、幼児教室では志望校に合わせて適切な対策をしてもらうことができます。小学校受験をサポートしてきた経験が豊富なので、家庭内では気づかなかった点を具体的にアドバイスしてもらい、改善することも可能です。小学校受験では行動観察を重要視する傾向があるため、特に幼児教室でほかの子どもたちと触れ合いながらコミュニケーション能力を磨く経験ができるのも良いところでしょう。さらに、親に対しても小学校受験のためのテクニックをアドバイスしてもらったり、相談できたりするところもあるので、積極的に質問するのも有効です。

4-2.集団行動のトレーニングができる

前述したように、小学校受験は行動観察を重視する学校が多いです。これは子どもの主体性や団体行動能力、協調性の有無などを観察するために行われています。幼稚園でも集団行動はすでに行われていますが、年齢が上がるにつれてそのレベルが上がっていく可能性は高いです。学校生活の基本ともいえる集団行動は非常に重要であると考えられており、これができる子どもを入学させたいと学校側は望んでいます。幼児教室には同じ年ごろの子どもたちが通っており、集団生活をするなかでさまざまなことが起こる可能性もあるでしょう。そういったなかで、協調性や主体性は自然と育まれることが期待できます。

4-2.集団行動のトレーニングができる

4-3.面接対策ができる

一般的な小学校受験の面接で質問されることはある程度決まっています。そのため、幼児教室で本番さながらの模擬面接を繰り返し練習することで、よく質問されることに対してどのように答えれば良いのかがわかります。また、当日は志望校に足を運ぶわけですが、子どもにとっても親にとっても慣れない場所なので、緊張をしてしまうことがないとはいえません。しかし、幼児教室で繰り返し面接の練習をしてきた経験は自信につながるので、その分緊張も緩和され、落ち着いて行動できる可能性も高まります。

4-4.正確な受験情報が入手できる

小学校受験についての情報は、周囲で実際に受験したことがある人から聞いたり、現地へ足を運んで見学したりといった方法で入手することが一般的です。確かに、経験者のリアルな声は参考になりますし、受験するにあたってアドバイスなどをもらうことができれば頼もしい存在であるといえるでしょう。しかし、小学校受験は事情が変わりやすいことでも知られており、「以前はこうだった」と聞いていたことが翌年には違うものになっていたというケースも珍しくありません。

幼児教室では常に新しい情報を入手するように体制が組まれていることが多く、小学校受験プログラムが用意されている場合もあります。つまり、自分で調べる以上に正確で、しかも最新の情報を入手できるので適切な対策をすることが可能です。合格を目指し、有効な方法やテクニックのほか、必要な情報を伝えてくれ、しっかりとサポートをしてくれます。

5.小学校受験にあたって注意すべきポイント

こちらでは、小学校受験を目指す際に注意すべきポイントについて解説します。

5-1.家庭と教育方針が同じ学校を選ぶ

小学校受験では受験生である子ども本人だけではなく、保護者も評価対象になっています。今後子どもが入学するにあたり、学校と保護者の教育方針が合っているかどうかは合格に大きく影響します。特に、この傾向は私立小学校で顕著です。学校側としては保護者がその学校の教育方針に共感しているからこそ子どもを受験させる気持ちになったと考えます。もし、教育方針が異なっている場合、入学後にトラブルのもとになりかねません。それだけ保護者の考え方は重要視されるというわけです。

また、子どもが普段保護者である親から受けている教育次第では、たとえ受験に合格し、入学ができたとしても学校生活を苦痛に感じる可能性があります。小学校に入学をすると1日の大半を学校内で過ごすことになるため、学校が自分に合わないことから苦手、辛いという気持ちのほうが強くなると登校拒否といった問題が出てくることもあるでしょう。学校は子どもがのびのびと学び、友達と触れ合うことでさまざまな成長をする場所です。そのため、志望校を決めるときには、家庭での教育方針と同じところにするのが望ましいといえます。この点が一致していないと、子どもだけではなく、保護者も苦労することになってしまうので、学校選びは慎重に行いましょう。

5-2.子どもを叱りすぎない

「この子ならできるはず!」という気持ちがあるからこそ、子どもがうまくできなかったときについ叱ってばかりという家庭もあるかもしれません。子どもを愛すればこその行動なのですが、これは場合によっては逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。叱られてばかりいる子どもは自分に自信がなくなり、自己有能感が低い状態で成長してしまう恐れがあります。また、叱ってばかりいると子どもの悪い面のほうばかりが目に入るようになり、良いことをしても褒めることを忘れてしまいがちです。小学校受験に合格することは確かに重要であり、そのために毎日さまざまなことを勉強しているのですから、「しっかりして」と言いたくなってしまうのも無理はありません。

5-2.子どもを叱りすぎない

ただ、そこで一度気持ちを落ち着かせましょう。叱りすぎているのは、それだけ保護者が心の余裕をなくしているからです。叱ってばかりいると、子どもは保護者へ恐怖を感じるようになり、親子関係が悪くなってしまうケースもあります。叱ってばかりいると感じたら、考え方を方向転換してみるのもおすすめです。子どもは親から褒められるとうれしくなり、頑張ろうというモチベーションも上がりますし、自信にもつながります。できない点ばかりを見るよりもできることを褒めて伸ばしましょう。

小学校受験に挑戦するなら実績ある幼児教室の活用を

小学校受験は家庭だけで教育するよりも幼児教室を活用するほうが効率的に対策できます。幼児教室では最新の正確な受験情報を入手できたり、面接の練習ができたりするので自信をつけることも可能です。やる気スイッチグループのチャイルド・アイズでは志望校別にきめ細かな対応をしており、知的成長をサポートしつつ、子どもに意欲や自信をつけさせることができます。小学校受験を検討しているならば、まずは相談してみましょう。

執筆者:チャイルド・アイズコラム編集部

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