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小学校受験(お受験)のメリットデメリット!知っておくべき受験対策も解説

受験対策

更新日:2021.07.01

公開日:2021.07.01

小学校受験(お受験)のメリットデメリット!知っておくべき受験対策も解説

子育ての過程にはいろいろな課題が出てきます。小学校受験もその一つと言えるでしょう。乳幼児を持つ親御さんのなかには、子どもに小学校受験をさせるかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。受験に踏み切るためには、さまざまな角度から情報収集しなければなりません。この記事では、小学校受験のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。お受験対策についても紹介しますので、最後までご覧ください。

監修者:葛西 香
(知育と受験対策教室「チャイルド・アイズ」(やる気スイッチグループ)受験対策責任者)

やる気スイッチグループの知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・ アイズ」の受験対策責任者、新校開発・各種研修の責任者、フランチャイズ校のスーパーバイザーも務める。
受験・知育のインストラクター、教室責任者等および自身の子育て経験も活かしながら、お子さまおよび保護者が「はじめての受験」に不安なく臨め、成功できるよう導いている。保護者会・願書添削・面接特訓に特に注力し、保護者へのサポート体制を構築。幼稚園・小学校受験では全国での幅広い合格実績を誇る。

1.小学校受験のメリット

小学校入学時の満年齢は6歳ですが、月齢は生まれ月によっても大きく変わります。受験時点では5歳の子どもも少なくないでしょう。いずれにしても、このような小さい子どもに、あえて小学校受験をさせるのには、それ相当のメリットがあるからです。ここでは、小学校受験のメリットを紹介します。

1.小学校受験のメリット

1-1.子どもの環境を選ぶことができる

子どもの環境を整えることは子育ての大きな課題と言っても過言ではありません。一般的な小学校には、幼稚園時代やそれ以前からの友だちが多いので、交友関係を築くのもスムーズになるでしょう。しかし、一般的な小学校には、その地域に住んでいるさまざまな子どもが集まってくるのです。もちろん、親御さんの考え方も家庭によっていろいろです。

受験が必要な小学校でも、前述した課題はあるでしょう。人が集まるところでトラブルが起きないのは不可能と言えるからです。それでも、あえて小学校受験をさせる家庭には、子どもの教育熱心なところが少なくないのです。さらに、子どもを取り巻く家庭環境も大切になります。子どもが初めて接する社会は「家庭」なので、ある程度同じ価値観のご家庭で育った子供が集まる環境で学び、小学校生活を送れるのがメリットです。

子どもが小学校に入学すると、親御さんも学校行事に参加することになります。受験に際しては、対象となる小学校の教育方針などを調べたうえで、自分の子どもに合うところを選びます。また、学校の方針や考え方に合った子どもが多いため、似たような雰囲気や価値観を持つ家庭も集まりやすくなるでしょう。そのため、親御さん同士の信頼関係を築きやすくなります。

1-2.中学受験対策ができる

中学受験では偏差値が大きく関わって来るため、中学受験にハードルの高さを感じることも少なくないでしょう。このような負担を軽減する目的で小学校受験をするのも一案です。受験した小学校のなかには、中学校や高校、大学までエスカレーター式に進学可能なところもあるからです。

小学校選びに際しては、中学受験に特化した小学校から絞り込んでもよいでしょう。このような小学校に入学すると、みんなが中学受験を目指す形になります。そのため、放課後を有意義に過ごせ、受験に集中しやすい環境が整います。小学時代は勉強よりも遊びに夢中になることも少なくありません。同級生から遊びの誘いを受けると誘惑に負けることもでてくるでしょう。しかし、中学受験に特化した小学校なら、中学受験という同じ目的に向かって進むことができるのです。

学習進度が早いことも中学受験に特化した小学校の大きな特徴です。教室に中学受験に関する本が並んでいる、休み時間でも質問しやすいなど、子どもの学習意欲をそそる環境が整っている点も見逃せません。さらに、学校の授業で中学受験の過去問題集を解くことなどもあります。中学受験対策ができる小学校に入ることは、中学受験を目指す子どもにとって、とても有利で理想的な環境と言えるでしょう。

1-3.専門的・特徴的な教育を受けられる

小学校受験をすると、専門的教育や特徴的な教育を受けることが期待されます。小学校の授業に英語が取り入れられて久しくなりますが、受験のある小学校では、より早い学年から英語教育や第二外国語に力を入れているところが多いのです。ある小学校の事例にも注目です。こちらでは、25人程度のクラスに対して、日本人英語教師が2人、ネイティブの英語教師が1人という、3人体制で密度の濃い英語授業を行っています。

英語だけでなく、最新の技術を使った学習を行う学校もあります。さらに、教科担任制の導入によるメリットも見逃せません。この制度を導入している学校を選ぶことで、より専門的な授業が受けられる環境が整うからです。

1-4.アフタースクールが充実している

核家族や共働き家庭の普及にともない、子どもの放課後の過ごし方に悩む親御さんも少なくありません。子どもの帰宅時に親御さんがいない場合、学童保育を活用するのも一案です。実際、学童保育に助けられている家庭も少なくないでしょう。しかし、親御さんの希望に即したきめ細やかなサポートが受けられるとは限りません。

受験が必要な小学校を選ぶことで、前述した問題の解決にもつながります。実際、授業後の学童保育が充実しているところが多いのです。放課後も学校の敷地内で過ごせるため、学童保育の場所まで移動しなくても済みます。宿題を子ども一人でやるのには不安がありますが、チューターさんなどによる学習サポートが受けられます。多様なプログラム(習い事など)があることもメリットの一つです。

もちろん、どのようなサポートがあるのかは学校によっても異なります。小学校選びのときは、希望するサポートの有無について、きちんと情報収集することが大切です。

1-5.世代を超えたつながりができる

同じ学校で学んだ人とは、特別な仲間意識を持つことが少なくありません。多くの学校が中学・高校、場合によっては大学までつながっているため、受験がある小学校に入ると「縦」と「横」の世代を超えた強いつながりができることが期待されます。また、先輩や後輩との絆も強いため、同じ仲間としてのアットホームな雰囲気が大きいのです。その結果、就活などの人脈確保につながる可能性もでてきます。さらに、学校との関係が密接な点にも注目されます。同窓会などで旧友との交流機会が多い、学校が発行する機関紙などの配布対象として、卒業生を含むところがあることも知っておきましょう。

1-6.しつけがしっかりなされる

学校は授業を受けるだけでなく、社会人としてのマナーを学ぶ場所でもあります。私立・国立に通う子どもは、礼儀正しいことや、所作のしつけがしっかりしていることが少なくありません。お受験前に敬語や所作に気をつけている背景があるからです。子どもにとって、まわりの環境は大変重要です。同じようなしつけを受けた子どもたちが集まるケースが多いためしつけの面でもメリットがあるといえるでしょう。

2.小学校受験のデメリット

受験が必要な小学校を選ぶことで、よりよい環境づくりができるなど、さまざまなメリットがあることがわかりました。そのためには、受験を避けて通ることはできません。また、小学校受験にはデメリットが存在することも知っておきましょう。ここでは、小学校受験のデメリットと対処法について紹介します。

2.小学校受験のデメリット

2-1.子どもが勉強嫌いになる可能性がある

子どもはいろいろなものに興味を示します。小さな興味がきっかけになり、深く学ぶ機会が得られることも少なくないのです。そのためには、教育環境が大事なことは言うまでもないでしょう。ただし、度を過ぎた受験対策を行うと、子どもが勉強嫌いになる可能性がでてきます。これは、小学校受験時だけの話ではありません。

ほとんどの小学校受験ではペーパーテストが実施されるため、しかるべき対策をしなければなりません。しかし、プリント学習を機械的作業のようにやらせたり、子どもの気持ちを無視して机に向かわせたりすると、勉強そのものが億劫になってしまいます。必要な知識や技術を身に付けるためには、上から目線での押し付けは望ましくありません。なんといっても、子ども自らが楽しめることが大切です。思い通りに学習が進まないと焦る気持ちはわかりますが、まずは、学ぶ楽しさをきちんと伝えるようにしましょう。

2-2.乳幼児の発達に影響をもたらすことがある

小学校受験を突破したい思いは誰しも同じです。そのため、子どもが保育園や幼稚園に入園する前から準備することが少なくありません。狭き門を通り抜けるためには、少しでも早く受験対策をしたくなるのは当然でしょう。必要な知識や技術は一朝一夕で身に付くものではないからです。

問題は学習方法です。小学校受験へのこだわりが強すぎるのは得策とは言えません。小学校受験を意識しながらも、外遊びやほかの知育遊びなどを取り入れて、バランスよく育てる必要があります。子どもの成長や発達を無視した環境をつくると、子どもの心身に重大な影響を及ぼす危険性がでてきます。子育ての過程では、基礎的な運動機能はもちろん、手先の感覚なども身に付けていくことが大切です。そのためにも、偏ったバランスの悪い学習にならないように十分配慮しましょう。

2-3.親子関係が悪化する恐れがある

小学校受験に挑むのは、ほかでもない「子ども自身」です。親御さんは子どもの受験に必要なサポートはできますが、試験本番は子どもが自力で立ち向かわなければなりません。受験に際しては、この点をしっかり把握しておきましょう。子どもに勉強を強いると、親子関係が悪化する恐れがでてきます。また、思い通りに学習が進まないイライラを配偶者にぶつけた結果、夫婦関係がギクシャクすることも少なくないのです。

この時期の子どもは、基本的生活にもサポートが必要な時期です。そのため、子ども自身が受験をイメージしにくいのも無理からぬことです。子どもが乗り気でないときに叱ってしまうと、親子の信頼関係がゆらぐ恐れがでてきます。もちろん、志望校を決めるときも慎重にしなければなりません。子どもの声を無視して、親御さんが一方的に進めていく方法は得策ではないのです。子どもの将来を考えて教育熱心なのはわかりますが、親御さんの自己満足にならないように注意しましょう。

2-4.親の経済的負担が大きい

受験がある小学校に入るためには、親御さんの経済的負担が大きいことを覚悟しておきましょう。受験までにもさまざまな費用が発生します。教室や塾の費用をはじめ、家庭教師をつける場合はその費用も掛かります。また、模試代や教材費など、受験勉強関連の細々した出費も見逃せません。受験が近づくと新たな費用も発生してきます。家族写真が必要な小学校を受ける場合は、その準備もしておく必要があります。もちろん、試験当日の服装にも注意を払わなければなりません。受験に至るまでには、さまざまな費用が発生することを知っておきましょう。

経済的な負担は入学後も続きます。安くても年間30~35万円、高いところでは100万円以上掛かることも少なくないのです。学校によっては寄付金の支払いを求められることもあります。また、希望する小学校が近くにあるとは限りません。そのため、子どもの登下校には送迎などが必要なこともでてきます。学校までの距離が遠い場合、子どもの重荷になることが少なくありませんが、親御さんの負担が大きいことも覚悟しておきましょう。

3.小学校受験に向けたポイント

小学校受験に挑むためには、メリットとデメリットの両方を把握することが大切です。受験や受験勉強に際して、子どもの気持ちを尊重するのは言うまでもありません。それらを踏まえたうえで、小学校受験に向けたポイントを知っておきましょう。これまでの内容と重複する部分もありますが、大事なところなので改めて確認しておくとよいでしょう。

3.小学校受験に向けたポイント

#学習方法の見直
プリント学習など特定の学習に偏った方法は避ける必要があります。

#子どもが自信をなくすような言動を避ける
問題が解けないこともでてきますが、頭ごなしに責めたり叱ったりすると、子どもが委縮してしまいます。問題を解くためのテクニックだけではなく、本質を伝えられるようにしましょう。受験勉強を通じて、自分が学んだことに興味を持たせることが重要です。そのためには、小学校受験対策に固執するのではなく、知育遊びや運動なども積極的に取り入れるやり方が理想です。

子どもの可能性を伸ばすためには、幼児教室に通うことを検討するのもよいでしょう。「学習指導要領」の改訂にともない、知識量を問うものから思考力が求められる時代への変遷がみられます。「チャイルド・アイズ」では、これからの時代に求められる「思考力」を伸ばすことができ、知育と小学校受験対策を両立できる幼児教室です。完全担任制、母子分離レッスンの採用など、チャイルド・アイズのこだわりにも注目されています。

4.子どもにとってベストな選択を!

子育ての過程において、小学校受験が一つの節目になることもあります。この記事では小学校受験のメリットやデメリット、受験に向けたポイントについても紹介しました。子どもの進路を決めるときは、子どもにとってベストな選択が望まれます。これらの内容が小学校受験をするかどうかの判断材料になれば幸いです。なお、チャイルド・アイズでは無料体験も行っているので、小学校受験を考えている方はぜひ申し込んでみてください。

執筆者:チャイルド・アイズコラム編集部

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